"テーマ"小説企画
- これまで『小説家になろう』で行われてきた"キーワード"小説企画とは一線外れ、小説本来の"テーマ"に重点を置いた小説をジャンル長さを問わず広く募集します。
- それら集まった作品をさらにアンソロジーとしてまとめ、アンソロジー専用のIDにて『小説家になろう』へ投稿します。
- 当企画の"企画"としての在り方は、参加してくださった作者さま方全員の《鍛錬の場所》です。「踏み台にしてやろう」というつもりで参加してくださって構いません。
- アンソロジーが完成した際は、いくつかの部門に分け【大会】を開催する予定です。
- 参加作品はアンソロジーでの掲載を目的とした長さ不問の短編のみ。
- 参加作品のジャンルは、エッセイ・ファンフィクション・詩を除き、すべて可。
- 現在の予定では、それぞれ《4月》・《7月》・《10月》・《1月》の年4回開催するつもりです。
- アンソロジーの完成はそれぞれの月初めとします。
- 当企画ではその都度参加してくださった作者さま方との間に、毎週土日の21:00〜24:00までの間、チャットを開催するつもりです。(詳細は下記を参考にしてください)
『小説になろう』の作者IDを取得していることが大前提です。 それ以外では、お気もちの問題で、
- 向上心、挑戦心、やる気がある方
- もっともっと書き手としての腕を磨きたいと思っている方
- プロを目指している方
- アンソロジーに賛成できる方(詳しくはこちら)
のこれらのいずれかに該当する方が基本対象です。
個々の作者によって創造された短編を集め、なろう上に一つの《作品》を作りだし――自分の小説が全体の《作品》としての一端を担っていることを意識することによって――作品間・作者間の連帯感を従来の企画小説より一層強めるため。
- 第1回目のみ『自己』と定めます。理由は主催者が「小説を書く際にはまず自分自身(自己)の確認を」と思ったからです。
- 第2回目以降は、アンケートを実施し、その結果をもとに"テーマ"を定めます。
*当企画で掲げられる"テーマ"とは、ひとつの"目安"と考えてください。
つまり定められた"テーマ"は、いわば料理の指南書のようなものです。『こんな料理を作る』という目印です。
よって、さじ加減や味が個人の好みで変わっても、最終的にその料理ができればよいのです。最終的な料理さえ同じであるのならば、その過程におけるスパイスや飾り付けに関しては一切問いません。
少しまどろっこしい言い方をするならば、要するに定められた"テーマ"自体に作者さまそれぞれが新たにその『定められた"テーマ"』から発展させて、その『定められて"テーマ"』の中に『作者さま個々が思う"テーマ"』を内包してくださっても構わないということです。
最終的に、その時掲げられた『定められた"テーマ"』の範疇を超えないのであれば、なんでもその"テーマ"をもとに作者さま自身が好きに発想を展開してくださって構いません。つまり、たとえば第1回の『自己』についてならば、それが、
・作者さまが考える『自己』という定義
・作者さまが思う『自己』の大切さ
・なぜ『自己』は必要なのか?
・『自己』とはそもそもなんなのか?
・他人が見ている『自己』と、自分が見ている『自己』の相違点
・その他の『自己』に関するもの
と新たに定めるかは作者さまの自由です。最初に掲げられた『定められた"テーマ"』の範疇さえ超えなければ、そこに込められる料理された"テーマ"は一切問いません。その度の"テーマ"に対するそれぞれの想いや考え、主義主張は作者さまの自由です。
それらを最終的に物語としての作品の中に内包すればいよいのです。その時その時の"テーマ"について、その"テーマ"の範疇を超えない程度に、それぞれの作者がその"テーマ"にどのような"想い"をこ込めるのかを考えていただくか。これ自体を個々の作者さまに考えていただくのも、当企画の基本コンセプトです。
◆"テーマ"をあらかじめ定める利点
本来、"テーマ"とは個々の作者さまが定めるべき代物でしょう。
しかし、わたしは"テーマ"をこのようにある程度"目安"を定めてそれぞれの作者さまが執筆なさることを以下の理由から良いのではないかと考えます。*鳥籠の中にいる、他の鳥の羽や色がわかる。
当企画で集まる作品は、ひとつの"目安"に縛られている以上、似た作品があることは間違いないことだと思います。しかし、必ずしも『同一のものは存在するのか』と問われれば、わたしの答えは『否』です。
絶対に、必ずひとつは「こんな考えもあるのか」という新たな発見があると思っています。一つの事柄について、考え方・感じ方は決して一つではないのだと、そう考えているからです。またわたしは、物書きという立場である以上、ひとつの視点にのみ縛られすぎるのはどうか考えています。
当企画に集まる作品群は、ひとつの"目安"を元に集まるので、似た内容・"テーマ"が集まることが予想されるのは否定のしようがないでしょう。
しかし、逆に言えば同じ"目安"の元に集まる作品群であるにも関わらず、それぞれの作者自身がまったく思いつかないような、あるいは「こんなものもあるのか」という新たな視点の発見ができると思っています。故に当企画では、そのような『新たな視点の詮索』が一気にできると考えています。
少なくとも、書店などから、自分が探している"テーマ"をもとに書かれている書籍を探すよりは容易なのだと思います。*それについての新たな表現や比喩の発見ができる
同じ"目安"のもとで書く以上、似た表現や比喩がある場合があるかと存じます。
しかし、表現や比喩とは人によって多種多彩です。それこそ千差万別でしょう。
同じ鳥籠にいる以上、それらもよくよく見えてくるはずです。そこから得られるものは、少なからずあるかと。
物書きにとって、表現力はまさに宝だと思うのです。◆感想・評価について
当企画へ参加された作品は、当HPが用意いたします通称「感想掲示板」にて、ご自身でその作品を書き込み、評価や感想を募集して頂きます。
その「感想掲示板」にて書き込まれた作品が求めるのは、当然批評ですが、同時にどこまでの純粋な感想です。
「感想掲示板」に書きこまれる作品は、そこに書き込む作者さま方は一様に『更なるスキルアップ』を図ろうと試みる方々の作品が対象となっています。
作者さま方は「感想掲示板」にその作品の感想を書き込まれる際は、どんな批評や感想が来ても真髄に受け取るよう覚悟の上お願いします。
同時に「感想掲示板」にて、そこに書き込まれている作品は、上記のようにそれなりの覚悟をもって書き込まれた作品であるので、その作品に批評や感想を残す際は、その書き込まれた作品に対して最大の礼儀をもって全力で批評や感想を書き込むよう、それらを書く際はよろしくお願いいたします。当企画は、参加される作者さまの全員が『更なるスキルの向上』を図るための、いわば練習台です。
よって、双方ともに最大の礼儀をもった上で、手加減なく、お互いのレベルを上げるためにそれぞれ意見を出し合ってください。
そのあたり、当方で更なる上質な話し合いができるように全力でサポートさせていただく心づもりです。
何かしら必要なものがあれば、遠慮なくおっしゃってくださって構いません。できうる限り実現したいと考えております◆当企画参加作品の基本評価
ここには当企画にて参加された作品の批評や感想を書く際の、ひとつの指標にして頂きたい基本評価の例を明記しておこうと思います。
なお、以下の基本指標を踏まえた上で、批評や感想を書かれれる方々それぞれ独自の基準を加えてくださって構いません。
基本評価一覧
- 文章力
- 構成力
- 世界観
- "テーマ"の深さ(味わい)
- オリジナル性
- アイディア
- 表現・比喩
- 人物像
◆【大会】について
当企画では、アンソロジー内の作品を対象に、それぞれいくつかの部門に分かれて、大賞・優秀賞などの【賞】を設置するするつもりです。
これらは読者投票により決定させます。なお、お一人の方が複数受賞する可能性もございます。
また、現在はまだ未定なのですが、いずれイラストも募集したいと考えています。
【賞】
なお、現在はまだすべて構想の途中であり、これからさらに細かく、あるいは増やしたり減らしたりして参りたいと考えています。- 大賞
- 優秀賞
- "テーマ"賞
- 文章力賞
- プロット賞
- エンターテイメント賞
- アイディア賞
- ベストキャラクター賞
- ベスト表現・比喩賞
- 原石賞
- 努力賞
- 作者が決める大賞(※注意:「チャット」の項目を参考にしてください)
◆チャット
当企画では主に参加された作者さま、あるいは他の「なろう」作者さまを中心としたチャットを、"出版日"を迎えた月からおよそ次の"出版日"までの三ヶ月間、毎週土日の20:00〜24:00までの開催しようと思っております。
その間話される内容は主に二つ。最初の"出版日"からおよそ二ヶ月間を前半とし、残りのおよそ一ヶ月間を後半とします
◇前半
まずは前半に話される内容について。
こちらでは、当企画にその時参加されたすべての作品を議題として掲示し、それぞれを読んだ感想を個々に言い合い論じあう、一種の討論の場にしたいと考えています。
わたしが考えるこれの利点は、まずは自作についてのより鮮度の高い生の感想が聞け、なおかつ、その感想を述べた人物と会話ができ、さらにはそこから論じることができるという点です。そこでは普段聞こえないような、より込み入った感想の言い合い、より高度な話し合いができるのではないかと考えています。
普段『小説家になろう』で感想を読むよりもさらにいっそう有意義なものになると思っています。
*作者による大賞の決定
そして、この前半はただ感想を言い合って終わりではありません。
およそ二ヶ月間の間、企画に参加された作品すべてについて意見を言い合い、聞き、その上で《読者投票》ではない《作者による大賞の決定》を行おうかと考えています。
よって、当企画に参加された作者さまは特に、可能な限り毎週の参加をよろしくお願いする形になるかと存じます。
なお、このチャットでの参加者は《主に参加作者さまのみ》としているのであって、他の「なろう」作者、それからもちろん読者の方も参加可能です。
特にわたしも一作者のはしくれである以上、読者様のより生の声を是非ともお伺いしたく思っております。これは、今までにない制度だと思いますので、これが当企画の最大の目玉の一つとなると期待しています。
◇後半
続いて後半について。
こちらは前半が終わった後に、毎週土曜日の20:00〜24:00のみ行われる議論の場です。
話される議題は、小説に関する疑問・意見等です。
これをわたしの方へ「議題として話あって欲しい内容」をお知らせしていただいた上で、わたしが当HP、あるいは直接作者IDにて開催のウマをお知らせしようかと考えております。
しかし、後半は前半の話し合いがつかなかった場合や、小説に関する疑問や意見等がない場合は開催されません。
以上で当企画の簡易説明を終えさせていただきます。
ご興味が湧かれた方は、是非ともより詳しい説明が書かれたコンテンツをお読みになってみてください。
ここまで読んでくださり、まことにありがとうございました。